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誰も書かなかった葬儀のお話 『のど仏』・・編

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 皆さんは
〝のど仏〟
という言葉、たまに聞くと思います。
〝のど仏〟
とはウィキペディアでは・・

誰も書かなかった葬儀のお話 『葬儀の役割』・・編

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この一週間でイギリス映画
『おみおくりの作法』
を三回観ました。毎回何かしらの気づきがあるし、毎回ラストで泣いています。(おっさんはとかく涙脆くて・・)

誰も書かなかった葬儀のお話 『夏の変死とかかりつけ医師のはなし』・・編

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先日の話です。

事後案件(人が亡くなったということ)で、老人施設から緊急で病院に搬送されたというので指定された病院に向かいました。

「老人ホームには嘱託の医師がいるはずだがなぜ病院に運ばれたのか・・?」

不思議に思いつつ病院へ到着。
変死の場合は警察が介入します。事件性がないか調べるのです。そして監察医のもとへ移動されて死因を突き止めることになっています。

時はちょうどお盆・・昼間ではありましたが、ギリギリ今日診てもらえるかな〜という時間帯でした。監察医が見つからないと検案は翌日以降となり、全ての業務とご家族の不安な状態が一日伸びます。ドライアイスを当てる事も許されないので、お身体の管理が非常に難しくなります。

ご家族ともお話をしてこれからの流れを説明します。とにかくわかりやすい言葉で、自分が言われても納得するような言い方を私は心がけています。きっと心は折れる寸前くらいに苦しいはずですから。

監察医が見つかり、素早くお身体を移動、無事その日じゅうに検案を済ませることができました。ちなみに1日伸びた場合、搬送費用と安置代がそれぞれ嵩み、全てご家族の負担となります。費用の面を考えてもその日に出来たことは有難いです。

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誰も書かなかった葬儀のお話 『区役所の人も人間』・・編

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人は亡くなると、診断を担当した医師より〝死亡診断書〟が発行されます。
(変死の場合は〝死亡検案書〟と名称が変わる)
これを所轄の市役所または区役所の戸籍課へ持っていき、『火葬埋葬許可証』を出してもらいます。

誰も書かなかった葬儀のお話 『目が開いちゃう話』・・編

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人が亡くなると、お声がかかった私たちは施設や病院、ご自宅などに伺い死後処置をします。

誰も書かなかった葬儀のお話 『死ぬことを考える』・・編

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死なない人はいません。
これは正解率100%、ゼッタイ。
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私は
「笑えるうちに葬儀の話をしておいてください」
と言います。
万が一重篤な状況になった時には、葬儀の話はしたくないと思う訳です。
20〜30代では早いとは思いますが、人生を折り返した50〜60代では、葬儀を考えるには丁度良いのではと思います。
こういう葬儀が良い、どんな場所でやりたい、この写真を使いたい・・
生きていれば何度かよその葬儀に参列すると思います。芸能人や有名人の葬儀も目にしますね。そこから想像して「自分の時はこうしたい」と考えて、家族と話すと良いと思います。
周りから
「何言ってるのー!」
とか言われても、これは大事なこと。話すって大事なのです。
自分で思ってるだけではダメ。伝えないと意味ありません。

誰も書かなかった葬儀のお話 『年配の方の参列』・・編

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ある葬儀での話。参列した高齢の女性が、式の途中で
「気分が悪い」
と、式場外に出られました。
外の椅子で休まれていて、それを見守っていましたが、急にフラフラっとされたので皆で控室にお寝かせました。
葬儀式場というのはあまり細かいエアコンの温度設定ができない場合が多く、式場によっては管理室で一括で温度設定されていたりします。
今は梅雨の時期でもあり、その日は私も場内がやたら空気がこもるとは思っていました。
サーキュレーター(写真)などで空気を循環させればまだよかったかもしれません。
幸いその女性は少し休んで回復し、無事に帰路に着くことができました。スタッフ皆で胸をなでおろしたのは言うまでもなりません。
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誰も書かなかった葬儀のお話 『梅雨と雨傘』編

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いよいよ梅雨本番ですね。

九州から四国にかかる雨雲が気になります。大雨にはくれぐれも気をつけてください。

葬儀は天気を選びません。
雨だろうが風だろうが、雪の日だって葬儀は行われます。
出来れば晴れてくれたらありがたいのですが、そうは問屋が卸しません。

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先日も非情な雨が・・・
しかもよりによってこれから出棺という時にザーッと降り出しました。
スマホを片手にしたお客様から
「この雨、後10分くらいしたら止むみたいですよ」
と言われましたが(ものずごい文明の利器!)
公営の火葬場は時間にとても厳しく、遅れようものなら始末書?ものです。
担当の私は一瞬考えましたが定刻での出棺を選択。傘をお客様に配り、出棺していただきました。雨のなかで申し訳なかったのですが、遅れるよりははるかに良い。一つ遅れると、全てのスケジュールが狂います。
葬儀は時間との対決なのです。

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雨の日の葬儀では、ほとんどの方が傘を持って来られます。それ自体は問題ないのですが、困るのは取り間違いです。
帰る時になって
「あ-、私の傘が無い!」
となります。誰かが持って行ってしまうのですね。
その場合、葬儀屋サイドで何本かストックがあるので、それを使ってもらったりします。

簡単にできる取り違い予防策としては『輪ゴム作戦』が有効です。輪ゴムで友人の傘などと数本を、柄のところで括ってしまいます。数本まとまったものを絶対に取っていくことはありません。これは輪ゴム一本で出来ます。

色のついたバンダナやハンカチみたいなのを結ぶのも有効です。傘に名前なんか書いてあったって見えませんし見ません。一目でわかることが大事です。

私だったら傘立てには入れません。絶対に人が来ない場所や人気のない看板の裏などに立て掛け、他と交わらないようにします。折りたたみの傘ならばビニール袋一枚あれば持って歩けますね。持ち歩くに叶う防犯対策はありません。
あと高級傘を葬儀場に持ってきてはいけません。不特定多数が出入りする場所なので、どんな人物が出入りするのかわかりません。中には高級傘を狙って盗む輩もいないとも限りませんから怒。

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親戚の方の傘ならば、控室で保管することは可能ですが、一般のお参りの方の分までは手が回りません。そこは自衛していただく他ないのです。

葬儀に行ってつまらない思いをしても、それこそつまらない。
知恵を出して梅雨を乗り切りたいものです。

 

誰も書かなかった葬儀のお話 『都内と神奈川の火葬場事情』編

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最近は神奈川(横浜と川崎)の葬儀が多く、このエリアは葬儀まで早くても3〜4日。火葬場隣接の式場を使おうと思ったら一週間待ちなど当たり前。その分ゆっくり準備や支度に充てられると言えば聞こえは良いですが、あまり長いのも疲れると思います。
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それに慣れてしまうと、都内の葬儀ははやいのなんの。二日後の火葬炉などが取れてしまいます。例えば一日に亡くなって一気に手配を進め、二日にお通夜、三日には出棺..というのができてしまうのです。
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ただこれはねえ...もう嵐のようです。
悲しむ時間などほぼありません。
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都内(博善)は火葬時間が短い(大体50分くらい)ので、火葬場では食事しません。火葬中はお茶だけにして、また式場へ戻って会食が一般の流れです。
控え室に入ってちょっと話してお茶をして、お手洗い行ってたらもう収骨..くらい速いです。
神奈川は火葬に70〜80分ほどかかるので、その間に食事をしてしまうのです。
...
30年ほど前、私の母の時は亡くなったその晩にお通夜だったので、上へ下への大騒ぎでした。商売があったのでそう店を休めないというのが理由でしたが..それがやれるだけの体力と気力がありました。終わった後は流石にみんな疲れ果てましたが。。涙
父の時は中一日あったので、父の亡骸の隣で添い寝をしました。子供の頃を思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりました。
あの
〝いないのに居る、いるのに居ない〟
感覚がなんとも言えないと思いました。
あんな風な時間を他のご家族も過ごしていただけたらなあ〜、というのがささやかな願いです。
...
私としては、せめて1日くらい〝何もしない日〟があると、体もいくらか休まるし、思い出の整理もできるのではと思い、そう進言はします。後はご家族の考え方なので、それにしたがって進めます。
後は良い葬儀社の担当と巡り会うことです。薄情な担当をいくらでも見てきました。やってくれない人は全然やってくれません。値段よりも人をしっかり見て欲しいと思います。

誰も書かなかった葬儀のお話 『たかが挨拶、されど挨拶』編

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葬儀には喪主様の他にご親族、会葬者、宗教者や業者など色々な方がお見えになります。