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誰も書かなかった葬儀のお話 『死ぬことを考える』・・編

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死なない人はいません。
これは正解率100%、ゼッタイ。
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私は
「笑えるうちに葬儀の話をしておいてください」
と言います。
万が一重篤な状況になった時には、葬儀の話はしたくないと思う訳です。
20〜30代では早いとは思いますが、人生を折り返した50〜60代では、葬儀を考えるには丁度良いのではと思います。
こういう葬儀が良い、どんな場所でやりたい、この写真を使いたい・・
生きていれば何度かよその葬儀に参列すると思います。芸能人や有名人の葬儀も目にしますね。そこから想像して「自分の時はこうしたい」と考えて、家族と話すと良いと思います。
周りから
「何言ってるのー!」
とか言われても、これは大事なこと。話すって大事なのです。
自分で思ってるだけではダメ。伝えないと意味ありません。

誰も書かなかった葬儀のお話 『年配の方の参列』・・編

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ある葬儀での話。参列した高齢の女性が、式の途中で
「気分が悪い」
と、式場外に出られました。
外の椅子で休まれていて、それを見守っていましたが、急にフラフラっとされたので皆で控室にお寝かせました。
葬儀式場というのはあまり細かいエアコンの温度設定ができない場合が多く、式場によっては管理室で一括で温度設定されていたりします。
今は梅雨の時期でもあり、その日は私も場内がやたら空気がこもるとは思っていました。
サーキュレーター(写真)などで空気を循環させればまだよかったかもしれません。
幸いその女性は少し休んで回復し、無事に帰路に着くことができました。スタッフ皆で胸をなでおろしたのは言うまでもなりません。
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誰も書かなかった葬儀のお話 『梅雨と雨傘』編

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いよいよ梅雨本番ですね。

九州から四国にかかる雨雲が気になります。大雨にはくれぐれも気をつけてください。

葬儀は天気を選びません。
雨だろうが風だろうが、雪の日だって葬儀は行われます。
出来れば晴れてくれたらありがたいのですが、そうは問屋が卸しません。

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先日も非情な雨が・・・
しかもよりによってこれから出棺という時にザーッと降り出しました。
スマホを片手にしたお客様から
「この雨、後10分くらいしたら止むみたいですよ」
と言われましたが(ものずごい文明の利器!)
公営の火葬場は時間にとても厳しく、遅れようものなら始末書?ものです。
担当の私は一瞬考えましたが定刻での出棺を選択。傘をお客様に配り、出棺していただきました。雨のなかで申し訳なかったのですが、遅れるよりははるかに良い。一つ遅れると、全てのスケジュールが狂います。
葬儀は時間との対決なのです。

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雨の日の葬儀では、ほとんどの方が傘を持って来られます。それ自体は問題ないのですが、困るのは取り間違いです。
帰る時になって
「あ-、私の傘が無い!」
となります。誰かが持って行ってしまうのですね。
その場合、葬儀屋サイドで何本かストックがあるので、それを使ってもらったりします。

簡単にできる取り違い予防策としては『輪ゴム作戦』が有効です。輪ゴムで友人の傘などと数本を、柄のところで括ってしまいます。数本まとまったものを絶対に取っていくことはありません。これは輪ゴム一本で出来ます。

色のついたバンダナやハンカチみたいなのを結ぶのも有効です。傘に名前なんか書いてあったって見えませんし見ません。一目でわかることが大事です。

私だったら傘立てには入れません。絶対に人が来ない場所や人気のない看板の裏などに立て掛け、他と交わらないようにします。折りたたみの傘ならばビニール袋一枚あれば持って歩けますね。持ち歩くに叶う防犯対策はありません。
あと高級傘を葬儀場に持ってきてはいけません。不特定多数が出入りする場所なので、どんな人物が出入りするのかわかりません。中には高級傘を狙って盗む輩もいないとも限りませんから怒。

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親戚の方の傘ならば、控室で保管することは可能ですが、一般のお参りの方の分までは手が回りません。そこは自衛していただく他ないのです。

葬儀に行ってつまらない思いをしても、それこそつまらない。
知恵を出して梅雨を乗り切りたいものです。

 

誰も書かなかった葬儀のお話 『都内と神奈川の火葬場事情』編

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最近は神奈川(横浜と川崎)の葬儀が多く、このエリアは葬儀まで早くても3〜4日。火葬場隣接の式場を使おうと思ったら一週間待ちなど当たり前。その分ゆっくり準備や支度に充てられると言えば聞こえは良いですが、あまり長いのも疲れると思います。
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それに慣れてしまうと、都内の葬儀ははやいのなんの。二日後の火葬炉などが取れてしまいます。例えば一日に亡くなって一気に手配を進め、二日にお通夜、三日には出棺..というのができてしまうのです。
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ただこれはねえ...もう嵐のようです。
悲しむ時間などほぼありません。
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都内(博善)は火葬時間が短い(大体50分くらい)ので、火葬場では食事しません。火葬中はお茶だけにして、また式場へ戻って会食が一般の流れです。
控え室に入ってちょっと話してお茶をして、お手洗い行ってたらもう収骨..くらい速いです。
神奈川は火葬に70〜80分ほどかかるので、その間に食事をしてしまうのです。
...
30年ほど前、私の母の時は亡くなったその晩にお通夜だったので、上へ下への大騒ぎでした。商売があったのでそう店を休めないというのが理由でしたが..それがやれるだけの体力と気力がありました。終わった後は流石にみんな疲れ果てましたが。。涙
父の時は中一日あったので、父の亡骸の隣で添い寝をしました。子供の頃を思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりました。
あの
〝いないのに居る、いるのに居ない〟
感覚がなんとも言えないと思いました。
あんな風な時間を他のご家族も過ごしていただけたらなあ〜、というのがささやかな願いです。
...
私としては、せめて1日くらい〝何もしない日〟があると、体もいくらか休まるし、思い出の整理もできるのではと思い、そう進言はします。後はご家族の考え方なので、それにしたがって進めます。
後は良い葬儀社の担当と巡り会うことです。薄情な担当をいくらでも見てきました。やってくれない人は全然やってくれません。値段よりも人をしっかり見て欲しいと思います。

誰も書かなかった葬儀のお話 『たかが挨拶、されど挨拶』編

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葬儀には喪主様の他にご親族、会葬者、宗教者や業者など色々な方がお見えになります。

誰も書かなかった葬儀のお話・・『私なりのお見送り』編

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二年前に私が葬儀担当した時の喪主様が、自宅で急逝されました。夜中に聞かされてビックリ。眠さも吹っ飛ぶというものです。

その時はお母様の葬儀で、私は病院のお迎えから打ち合わせ、葬儀施行と全て担当しました。

葬儀が終わり、長男である喪主様の自宅マンションまで後飾り祭壇(遺骨や遺影を置くミニ祭壇)を飾りに行ったのを、昨日のように覚えています。
とても綺麗なマンションで、エレベータ前までお見送りされました。頭脳明晰で柔和な方でした。

何年もやっていれば、こういうことが増えていくと思います。寂しいですが仕方ない。ただ少々早かったかと。

私は故人の前で、ご家族がいようがいまいが般若心経を詠むようにしています。

難しいお経は詠めませんが、般若心経はお遍路で散々詠んだので覚えました。せめてもの私なりの『お見送り』です。

・・・

私は葬儀は『命』を考える、とても貴重な機会と捉えています。親の命、兄弟の命、家族の命、先輩後輩の命、友人の命、自分の命・・・
普段考えないことを、ぐーっと深くまで考えるのが葬儀です。身内を亡くした方はわかるはず。イヤっていうくらいいろんな事を考えます。

葬儀を簡素化するのは結構ですが、では略した分ほかできちんと『命』を教えているのか?「人が死ぬ」っていうことを、葬儀以外でどう教えますか?
〝お線香〟がわからない10代後半の若者を何人も目にしてきました。それでどうしてご先祖を敬う気持ちが生まれるのか?いずれ私たちだってご先祖になるのですよ。

敬ってもらおうと生きているつもりはありませんが、仕事には真剣に取り組んでいますし、逆にそれしかできません。それが私の般若心経であり、朝の参拝です。
毎夏に行く富士山の山頂では空に向かい、手を合わせます。故人と一番近くなる気がするのです。

・・・

納棺では毎回汗だくです。納棺はお客様との距離がグッと近くなるので、真剣にやらざるを得ません。

手を抜くと一発で見抜かれてしまいます。道具の意味を一つ一つ丁寧にお伝えしながら旅支度や納棺を手伝っていただいています。

小難しいことを言うのも葬儀屋の仕事と考えます。
だって葬儀を出すって、人生でそう何回もありませんから。

『命』を考える貴重な機会です。
葬儀屋も宗教者も、そこから逃げてはいけないと思います。

誰も書かなかった葬儀のお話 『お花を届ける』・・編

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誰も書かなかった葬儀のお話
『花を届ける』・・編
三月と九月はお彼岸の時期です。
皆さんも御墓参りをしたり、仏壇に手を合わせるなどしているかと思います。
私はこの時期になると、葬儀を担当させていただいたお客様へ、お花を届けたりしています。全てのお客様へ・・と言いたいところですが、時間もお金もガソリン代もかかるものはかかるので、高額なプランをいただいた方や印象に残ったお客様(つまり私が「会いたい」と思う方ですね)に対して行なっています。
お花が嫌いな方はいません。稀に
「胡蝶蘭が苦手」
「百合は匂いがあるから嫌い」
という方はいらっしゃいます。
そういう方へはそういう配慮をして臨みます。
半年ほど前に行なった葬儀の喪主様宅へお花を届けました。お話を伺うと、
「半年経ってやっと受け入れられてきました」
「周りに支えられてなんとか生きています」
と、声にも張りが戻った感じでした。
自宅でずっと奥様の療養をされていた方で、四十九日まで私が手配をしたのでとても印象に残っています。
自宅の手前にとんでもなく急なカーブがあり、そこを通ると
「ああ、ここに来たな〜」
と思ったり・・懐かしい気持ちになります。
お客様の直の声を聞くのも大事だと考えます。ただポッと行っただけでは気持ちなんてそうそう聞けません。そのためのお花届けとも思っています。
しかし・・
我々のような商売とはしょっちゅう関わってはいけないのもわかっています。
「今度は私の番だから、その時も源川さん頼むよ!」
なんて言われると、
「ダメだよ、お母さん。お父さんの分まで長く生きるんだよ!」
とか言って返します。そういうセリフが自然と出るようになりました。これも年齢のおかげ。
明るく葬儀の話ができるというのは、実は理想の形です。
「俺の時はこうしてくれ。写真はこれを使って欲しい」
「私はこういう祭壇がいいわ。〇〇へは声かけないでね」
元気なうちから話しておくと、その時になって齟齬が少なくて済みます。
重篤な状況になったら葬儀のことなんて話せませんからね。
元気なうちに、明るく「葬儀の話」をしてください。
タレントの堀ちえみさんや競泳の池江璃花子選手の病気が話題になりましたが、こういうことは人に色々考えさせる機会を与えてくれます。決して対岸の火事じゃない。
ゆっくり焦らず療養していただけたらと思います。

誰も書かなかった葬儀のお話・・『痛々しい話』編

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『痛々しい話』
(今回はとても内容がキツめです。気分が思わしくなければ飛ばしてください)
先日、とても痛々しい状態のホトケ様のお迎えに行きました。
自転車で走行中、ダンプカーにひかれてしまった男性です。4時間に渡る検案と事後処置。この間待たされるご家族の心中はいかばかりかと想像されます。

映画『ぼけますから、よろしくお願いします』について

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アルツハイマー症の記録・・

『ぼけますから、よろしくお願いします』

『ぼけますから、よろしくお願いします』

見てきました。たまたま映画のサイトを発見し、源川アンテナがすぐ反応。ちょうど電話番も明けたので速攻で出かけました。

ある女性の映像作家さんが、広島県呉市在住の老老介護の両親を追ったドキュメンタリーです。

フジテレビの情報番組『Mr.サンデー』でもやっていたので、知っている方も多いのではないでしょうか?

紛れもない現実

生々しい映像もありますので、鑑賞にはやや勇気がいるかもしれませんが、でもあれが生きていくという事ですし、まぎれもない現実です。むしろ隠す方がおかしい。

こういった事例は日本じゅう、いや世界中にいくらでもあるのでしょうね。

体が思い通りに動かない焦燥感と、自分が必要とされていない(そんな事ないのですが)と思い込んでしまう孤独感が、お母さんを襲います。

元気だった頃は仕事に家事に趣味になんでもできるスーパーお母さんだっただけに、悔しさは一層大きかったようです。モノに当たり散らし、娘にも雑言を浴びせます。

そんなお母さんを90歳も超えたお父さんが介護しようとするお話ですが、特段何が起こることもなく、淡々と日常が描かれます。

映像に残す大切さ

見て真っ先に思ったのは、映像に残す大切さ。
データさえあれば、後で懐かしむことも検証することもできます。何もなければ・・何一つできません。
私の父は映像も音声も比較的残っているのですが、30年以上前に亡くなった母のは、写真はかろうじてありますが、声も映像も残っていません。もう思い出の中にしかいません。

鉄人のように思っていたわが父も、最期は枯れてしまいましたからね・・・歳をとるって覚悟が要ります。

カメラも音声もいくらでも残せる現代にあっては、何かしら撮っておくことを勧めます。撮りたくなければ別に良いですが。。でも

「後で撮ればいいや」

は無しです。今、その瞬間しかない。

後なんかないのです。この映画はまさにそれを実証してくれます。

順次、全国ロードショー

いま都内何箇所かでやっていますが、順次全国を回るようです。親が元気な方は、見ておくことを勧めます。ヘルパーさんの存在が心強く思えますよ。

良い映画に2018年末、出会えてよかった。

『ぼけますから、よろしくお願いします』公式HP

http://www.bokemasu.com/

 

 

ヒートショックを予防するには?交通事故より多い死亡数〜誰も書かなかった葬儀のお話〜

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ヒートショック死は交通事故死の4倍も

寒くなると増える症状に「ヒートショック」というものがあります。

ヒートショックとは、急激な温度差によって体が受ける影響のこと。

 

暖かい部屋から、寒い浴室、脱衣室、トイレ、屋外などへ移動すると体が温度変化にさらされます。

10度以上の変化があると、血圧や脈拍が急激に変動し心臓や血管に負担がかかります。ひどい場合には心筋梗塞(こうそく)・脳梗塞・脳血管障害(脳卒中)などを引き起こすおそれがあります。めまい、失神、動悸(どうき)といった症状が出ることもあり、入浴中の溺死(できし)や転倒からの死亡例もあります。

 

家のお風呂で溺死?・・と不思議に思いますが、浴槽に浸かっていて、立ち上がった時にめまいを起こし、浴槽内に倒れてお湯の中で溺死してしまうのだそうです。気をつけたいですね。

 

入浴中に起きた心肺停止状態の発生状況に関する全国調査(東京都健康長寿医療センター研究所)によると、2011年の月別発生件数は、最多の1月と最少の8月で約11倍もの差があり、冬季はヒートショックの危険性が高まることがわかります。

同調査の推計値では、入浴中のヒートショック関連死は全国で約1万7千人(うち高齢者が約8割)。これは、同年の交通事故死亡者数(約4600人)の約4倍にもなります。

交通事故死の4倍、ヒートショックでの死亡数は多いのです。

冬は寒い脱衣室で服を脱いで冷え切った浴室に入るため、血管が縮んで血圧が急激に上がります。

湯船につかればさらに血圧が上昇します。しかし、体が温まると血管が広がり、今度は血圧が下がります。このような血圧の乱高下が心臓に負担をかけるのです。

ヒートショックは体の生理機能が落ちてきた高齢者に多く見られます。若くても、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール家血症、肥満、不整脈、動脈硬化、このほか晩酌後に入浴する習慣のある方も注意が必要です。血圧の乱高下が一番の問題ですので、血圧が高い場合や、降圧薬を飲んでからの入浴には注意することも大切です。

ヒートショックはインフルエンザと同じように、寒くなったら注意すべきものとして心に留めておくのです。遠くの誰かの話ではありません。対岸の火事ではないのことを覚えておくと覚えておきましょう。

*新潟大学医歯学総合病院医科総合診療部 馬場晃弘助教の話を元に構成

 

ヒートショックにならないために

入浴についての注意点

入浴前と入浴後に水分を補給する

入浴すると汗をかき、体内の水分が減って、血液がドロドロになります。

その状態では血栓ができやすく血圧が上がると脳梗塞や心筋梗塞になりやすいため、入浴前と後で水を飲むことで、血圧や血流の変動による脳疾患などを引き起こさない状態を作っておきましょう。

食後1時間以上空けてから入浴する

食後は消化器官に血液が集まり、血圧はやや低くなっています。そこに入浴をするなど血圧を上げる行動をすると、血管内の変動がより大きくなり、ヒートショックを引き起こしやすくなります。

お酒を飲むなら入浴後に

飲酒すると、血管が拡張し血圧低下を起こしたり、体の反応も低下して転倒しやすくなります。危険性が高まるので、飲酒後の入浴は避けたいものです。

人の体温が一番安定する時間帯は16~19時といわれており、この時間帯に入浴が推奨されています。ご高齢でお酒が飲みたい方は、夕方入浴して、その後晩酌にしてはいかがでしょうか。

部屋間の温度差をなくす

脱衣所や浴室に暖房器具を設置するなどして暖かくしておくことが最も重要です。

浴室内に暖房器具がなくても、浴槽にお湯を溜めるときにシャワーを使って高い位置から浴槽に注いだり、お湯を張った浴槽のフタを開けておくなどすれば、浴室内は暖まります。

また、1番風呂は避けて2番目以降に続けて入ることにより浴室内が暖まっているときに入浴することができます。

ゆっくり温まる

入浴時にはいきなり浴槽に入らず、心臓に遠い手や足からかけ湯をするなど、お湯の温度に体を十分に慣らしてから浴槽に入るようにすることで、急激な血圧の変化を防げます。

浴槽の湯温を低めにする

浴槽の湯温が高いと心臓に負担がかかります。38℃~40℃程度のぬるめのお湯から入り、熱いお湯を足して徐々に温めるようにしましょう。

長湯をしない

長湯をすると、心臓に負担がかかり、疲労感が増し、転倒しやすくなります。また、血圧が下がりすぎてしまい、入浴後に血圧が急上昇すると、そのショックで症状が発生しやすくなります。

浴槽から急に立ち上がらない

浴槽から出るとき、急に立ち上がると血圧は急激に下がります。立ちくらみを起こし、転倒のリスクが高まります。

浴室に手すりをつける

手すりがあれば、万一めまいが起きても、倒れる途中でつかむことができ、転倒を防げます。

他の人が声かけする

入浴中にヒートショックが起きても、他の人がすぐ発見して処置をすれば、溺死にまでは至らないことが多くあります。実際、公衆浴場では死亡事例が少ないのです。家族やヘルパーなどが入浴時に声がけをし、安否確認をすることも大切です。

 

トイレでの注意点

寝室はトイレの近くにする

高齢者は夜間頻繁にトイレに行くことが多くあります。寒い廊下を経てトイレに行くだけでも、心臓に負担がかかります。可能であれば、寝室はトイレに近い部屋に設定しましょう。

トイレに暖房器具を置く

浴室や脱衣室と同様、トイレも小さな個室であり、寒い空間であるのが通常です。現在は、人感センサー付き電気温風器や、ヒーター一体型の天井照明など、場所を取らない暖房器具も販売されています。それらを活用して、トイレに暖房設備を設置しましょう。

いきみすぎない

排便の際にいきみすぎると心臓への負担が高くなります。また、排便後は急激に血圧が下がり、血圧の乱高下が激しくなります。普段からの便秘対策も重要です!