誰も書かなかった葬儀のお話『ドライアイス編』

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人が亡くなると心臓が活動するのをやめ、血液の循環が止まります。すると腐敗が始まります。

それが夏や暖かい時期だったりすると、早いうちの納棺(棺に故人様を納めること)をすすめます。人間と言えども血液の循環が止まってしまうと、肉体は腐敗の一途をたどります。大きな魚みたいなものです。なるべく早めに納めるほうが保全が良いです。そこでドライアイスを当てます。
ドライアイスの代わりに腐敗防止剤を当てるのが流行った時期もありましたが、いつしか消えてまたドライアイスが盛り返してきました。目に見えるのでメンテナンスが楽なのと、やはりコスト面でドライアイスに軍配が上がったのと想像されます。

ドライアイス(我々は略して“ドライ”と呼びます)からはCO2が出ます。これを吸い続けると生きている身体に悪影響を与えます。ですのでドライアイスを当てた故人様がいらっしゃる部屋は、閉め切らない(=風が通る)ように注意を呼びかけます。またCO2は下へ滞留する性質があり、冷えもするのでもし添い寝などする場合は暖かくする必要があります。

ドライアイスは故人の首の両側と下腹部に当てます。要は“穴”を塞ぐのです。穴を塞げば体液が出ることはますありません。また体型や身体の状態によって当てる場所を変えます。故人が太った方の場合は、当てる量を多めにします。

長野にいる伯父が亡くなった時は、冷風機のホースを柩の中に差し込んで冷風で冷やしていました。地域によっていろいろな冷やし方があるのかもしれません。

皆さんも死んだらとーっても冷たいので、どうぞ覚悟して下さい??。