誰も書かなかった葬儀のお話・・『お話を伺う』編

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正月からの仕事がひと段落しました。今年は元日(日付変わった直後)、2日と亡くなる方がいらっしゃり、打ち合わせや納棺、手続きなどで動き回り、正月などあったような無いような・・
仕事なので仕方ないのですが、逆に“葬儀屋らしさ”も感じる2018年冒頭でした。
 
葬儀屋の仕事は、もちろん初動で病院や施設・ご自宅へ出向くこと、手続きや打ち合わせをすること、祭壇を飾るなどですが、葬儀が終ってからもご家族とお会いする機会があります。
 
目的は集金だったり、葬儀後の細かい手続きについての説明だったりするのですが、喪主様が何気なく諸事情を話してくださることがあります。ひと安心されて心が広くなるのでしょう。葬儀と言うのはある意味究極の状態なので、募り募った想いというものが出てきます。
プライベートなことなので詳細は書けませんが、
「へえ〜そんなことがあったのか!」
「あの方はそういう方だったんですかー」
ということをポソッとおっしゃられたりします。
私はそれに対して肯定も否定もしません。ひたすら頷いています。お茶を入れて下さればいただき、コーヒーを出されればいただくのです。そして
「何かあればご連絡下さい。すぐ飛んできますから」
 
と言い添えます。そこで泣かれる喪主様もいらっしゃいます。きっとずーっと言いたかったのでしょう。言いたくて言いたくて・・でも誰にも言えずにいた想い。私はカウンセラーではないので、話を聞くしかできません。でもそれが良いのでは?と思っています。ただ聞く。ただ頷く。ご家族も何か言って欲しくて話されているのでは無い気がします。そこで吐露し、浄化出来るのなら良いのかなと。こういうことも葬儀屋の大事なお手伝いです。
 
私はすべてを胸に仕舞います。
人間の奥深さに触れる瞬間です。
*友引毎に更新

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