誰も書かなかった葬儀のお話・・『思い込みはやめましょう』編

rokuyou
皆さんはカレンダーで“大安”や“仏滅”という字を見ると思います。
あれは中国で起こった「六曜」という占いの一種で、現在では日常活動の目安の一つとなっていると思います。
そのなかに
“友引”
というのがあり、一般的には葬儀は行なわず(お通夜はあります)に、火葬場も休みとなります。
 
とある深夜の葬儀の打ち合わせのこと。そのご家族には菩提寺がいらっしゃるというので、
「日時は菩提寺のお伺いをたてて決めましょう」
となりました。
友引が◯◯日だったので、葬儀は友引のその日を避けた日程になるだろうと、私は自分のなかで考えていました。
朝になり、ご家族からの連絡で
「お寺様が◯◯日、葬儀して下さるそうです」
とおっしゃるのでびっくり!すぐに火葬場と霊柩車を予約し直しました。
後ほどお寺様へ連絡すると、「ウチは友引は気にしないから」とあっさり。私自身の思い込みにはいささか閉口しました。
 
確かに友引の語源は“共引”で、“引き分け”ということなので、仏教的な意味はないとされています。
友引でも運営している火葬場がありますので、葬儀は可能といえば可能です。
結婚式でも仏滅に式をあげると安くなる式場があります。
「結婚式は大安にあげるもの」
という意識を逆に利用したと言えます。それだけ仏滅に結婚する方が少ないのでしょう。(仏滅も元は“物滅”で、仏様とは関係ありません)
 
葬儀の打ち合わせでも、人数は少ないし
「大体これくらいのプランになるだろう」
と私が勝手に想像していたのが、思った以上に高いプランになる場合があります。ご家族にはご家族の気持ちがあるのです。
 
「普通は・・」
と、よく口にします。でもよく考えたら(普通)とは何かということです。
多くの方が考えるであろう、ということでしょうか。でも普通じゃない場合だってある訳です。
あまり「こうだ」と思い込まないで行動すると、思いがけない結果を産みます(思い込んでないからあたり前か)。
つまり日にちとかにとらわれずに、感性で「いまだ!」と思ったら、それがその時かもしれませんね。
ともあれ、友引に葬儀をしていただけるお寺様がいるのは驚きました。これも貴重な経験です。
経験の一つ一つが勉強であり刺激で、その積み重ねが人生です。
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