誰も書かなかった葬儀のお話 『たかが挨拶、されど挨拶』編

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葬儀には喪主様の他にご親族、会葬者、宗教者や業者など色々な方がお見えになります。
親族にはお子さんがいることがあります。ちっちゃい子は今自分がどんな所にいるか理解できませんから泣いたり騒いだりします。なだめ役は親に任せるしかないので、
「ご自由にしてくださいね」
と、ドアの近くの席を用意したりします。
私が注視するのはそれよりも大きい、小学校高学年から中学〜高校生くらいのお子さんです。
幼稚園から小学校低学年くらいの子に対しては、私もやや子供っぽい言葉使いもしますが、それ以上になると大人と同じ対応をします。お辞儀や挨拶もきちんとします。
大人は〝社交辞令〟で挨拶も経験で出来ます。でも子供は人間性がダイレクトに出る気がするのです。
挨拶が全然出来ない子もいれば、
「宜しくお願いします」
「今日はお世話になります」
と、こちらがたじろぐくらいの勢いでしてくる子もいます。そういう時はとても嬉しいし、頼もしく感じます。
子供が挨拶できると、その親への見方が俄然変わります。
「この方は挨拶をきちんと教えているんだな」
「自分も挨拶されているんだな」
とこちらは思うのです。
絶対に子供は親を見ています。言葉を聞き、背中を見ています。
子供だから挨拶なんて恥ずかしい、というのもあるのでしょうが、少なくとも挨拶には挨拶で返して欲しいと思います
やはり挨拶ができるというのは社会生活の基本と思うし、もし素直に挨拶が出来ないのであれば、何かがおかしいと思わざるを得ません。
たかが挨拶、されど挨拶..
挨拶一つで人間がわかります。
挨拶をバカにしてはいけないと思うのです。