誰も書かなかった葬儀のお話 『死ぬことを考える』・・編

thum-20180529093519
死なない人はいません。
これは正解率100%、ゼッタイ。
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私は
「笑えるうちに葬儀の話をしておいてください」
と言います。
万が一重篤な状況になった時には、葬儀の話はしたくないと思う訳です。
20〜30代では早いとは思いますが、人生を折り返した50〜60代では、葬儀を考えるには丁度良いのではと思います。
こういう葬儀が良い、どんな場所でやりたい、この写真を使いたい・・
生きていれば何度かよその葬儀に参列すると思います。芸能人や有名人の葬儀も目にしますね。そこから想像して「自分の時はこうしたい」と考えて、家族と話すと良いと思います。
周りから
「何言ってるのー!」
とか言われても、これは大事なこと。話すって大事なのです。
自分で思ってるだけではダメ。伝えないと意味ありません。
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亡くなったと知らせが入り、あるお宅に伺いました。自宅で療養されていた親が亡くなって、息子さんからの連絡でした。
息子は80歳。その親ですから100歳をゆうに超えていました。息子は開口一番
「今日死ぬとは思ってなかった」
とおっしゃいます。
・・・あなたは何年生きてきたのですか?と。
・・・それだけ生きていて〝人は死ぬ〟って知らないのですか?と。
もちろん何の準備もされていませんでした。
親はおろか、自分だって高齢なんですって話です。私はとても切なくなりました。
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誰だって死にたいとは思っていない。必死に今日という日を歯を食いしばって生きています。でもいつかは命のともし火は消えます。それをどう消すのか、ってことなのです。
葬儀のことばかり考えてもおかしいですが、全く考えないのも問題でしょう。いい歳になったら生きることと同時に、自分の〝仕舞い方〟を考えるべきです。その為にお盆があったりお彼岸があったりするのだと私は思います。あれは命を考えるとても良い機会です。
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仏壇を買えとまでは言いませんが、親や大人が率先して先祖様や自然に対して手を合わせる姿を見せないと、子供には伝わりません。
インターネットで何でも手に入る時代ですが、心だけは買えないのです。