誰も書かなかった葬儀のお話 『老人ホームからの出発』・・編

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最近は老人ホームなどの介護施設で最期を迎える方も多いです。
施設では「出発は食事時は外して下さい」とよく言われます。朝だと7〜9時頃、昼は11〜13時、夕方は6〜7時当りでしょうか。結講大きい配膳カートで職員の方が食事を運ぶので、それが一通り終るまでは車で待機します。
またデイサービスも行なっている施設では、そのバスが戻る時間も外して下さい、というのもよくあります。そちらで職員さんも人手が割かれるし、出来れば多くで見送りたいというのがあるのかなー?と思います。
 
GOサインが出ると、ストレッチャー(移動式担架)をお部屋まで持って行き、故人さまをお乗せして素早く一階まで移動します。出発の際は職員さんが何名か出て来られて玄関で見送って下さいます。印象的(?)な入所者の出発には、手を握って声をかけてくれたりします。そういう光景を見ると「心のつながりができていたんだなー」とほっとします。
 
お見送りは施設にもよりますが、本当にあっさりしたお見送りもあれば、「そこまでやる?」という施設もあります。
横浜のある所では、「出発までここで待っていて下さい」と小部屋でストレッチャーごと待たされて、「どうぞ」というのでドアを開けたら、一階の廊下にずらーっと職員さんが両側に立っていて、その間を抜けて歩かされたがありました。施設側の手厚いお見送りなんでしょうが、あれはちょっと恥ずかしかったです。
 
業者の意見としては、その方によく関わった方が数人いらっしゃって、ほかに手の空いている方が何名かでお見送りして下されば、それで十分気持ちは伝わるのではないかと思います。
 
“死”は、この世に産まれた以上は必然です。死なない人はいません。
悲しいことだし驚きもするけど、身近に起こりうることだと、意識を持つ必要があります。
 
死はずっと先の遠い誰かの話では・・ないのです。